そして今月（2014年４月）のテーマは『リャンハン縛り』です。

リャンハン縛りとは積み棒が５本以上たまると２役分以上ないとあがれませんというルールです。

２役を最初から狙うとハードルがとても高くなってしまいます。

リャンハン縛りは、麻雀の基本がしっかり身に付いて、基本的な役をしっかり覚えていればそんなに難しくありません。

上級者でも苦手意識のある方が多いので、ぜひこの際にしっかり覚えてください。

火曜日の勉強会の内容を３回にわたってご紹介します。

最終回の今回は戦術や、リャンハン縛りのテンパイ、利用方法などをお伝えします。

◇リャンハン縛りでの戦術

リャンハン縛りになるとあがりが制限されます。

誰もが簡単にあがれなくなります。

なので誰か１人がリーチをかけると他の人は大抵おりてしまいます。

そうなるとツモらない限りあがれず、あがらなければまたリャンハン縛りが続くという悪循環にはまります。

なのでリャンハン縛りを終わらせるためにも親と子では戦術がちょっと変わってきます。

子の時

リーチをかけなくても２役確定してあがれる場合は基本的にはリーチをかけない。

そうすることによってあがる機会が増え、自分があがればリャンハン縛りも解消できます。

ただしオーラス近くでトップ争いが関係してる場合はそちらを優先させてください。

またリーチをかけないとあがれない場合は即リーチをかけてください。

下手に待つと墓穴を掘ることがあります。

親の時

積極的に攻めます。

リーチをかけなくてもあがれる場合もどんどんリーチをかけてください。

親の場合はあがっても流れても親の連チャンとなりリャンハン縛りが解消されることはありません。

であればリーチを積極的にかけてみんなをおろして、ノーテン罰金でしっかり稼ぎます。

さらにツモあがりすればラッキーです。

◇リャンハン縛り時のテンパイ・ノーテン

リャンハン縛りで２役確定していればもちろんテンパイですが、その他はノーテンというわけではありません。

メンゼンの場合は確定役が１役あればテンパイとなります。

理由は確定役と「ハイテイ」のような偶然役の２役であがれるからです。

なので例えばピンフになっていれば、ハイテイであがれるし、流局した場合もテンパイとなります。

また副露（フーロ ： ポン・チーをしていること）の際は確定役が２役ないとテンパイにはなりません。

ハイテイを見込んだ鳴きは先付になってしまうのであがれませんし、テンパイにもならないのです。

◇リャンハン縛りの打ち方の有効利用法

リャンハン縛りは嫌いな方が多いのは事実ですが、やはりしっかり勉強すると役に立ちます。

例えばオーラスの時に、トップ争いで速さよりまとまった点数がどうしても欲しい時には

リャンハン縛りでなくてもリャンハン縛りの打ち方で点数アップを試みることができます。

リャンハン縛りなかなか面白いですよね。

いかがだったでしょうか？

ご意見・ご感想お待ちしております～

リャンハン縛り　番外編　【積み棒】

リャンハン縛り　その１　【準備編】

リャンハン縛り　その２　【切り方】

リャンハン縛り　その３　【戦術など】

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銀座ファミリー麻雀教室　　林正弘