毎週火曜日の朝１０時から１２時までは勉強会を開催しております。

前回ご紹介した通り、リャンハン縛りのコツはピンフもしくはタンヤオでリーチです。

では具体的に、ピンフやタンヤオを目指した切り方・考え方をお話します。

基本的には、先月の『切り方の基本』でお教えした切り方・考え方です。

しかし少し違う点があります。

それはピンフかタンヤオを狙う時はまずは役牌の浮き牌から捨てます。

２枚組の場合も、１，９，字牌を捨てた後には必ず捨ててください。

というのは役牌２枚組が入るとピンフにもタンヤオにもなりません。

「ポン」をしてしまうと２役確保が極端に難しくなますのでできません。

なので予め役牌が３枚揃ったうえでリーチをかけないとあがれないのです。

であれば、捨てていってしっかりピンフやタンヤオを作った方が効率が良いです。

例えばこれは実際のリャンハン縛りの際の配牌です。

この場合はどれから捨てるかというと、の２枚落としです。

をツモってリーチより、を捨ててピンフやタンヤオをしっかり狙った方が効率が良いのです。

上記の配牌にとをツモってきて下記のようになりました。

実際にどう考えるかというと

　　　　　　　　　　　　　　
　　　アタマ　　　　　リャンメン待ち　　リャンメン待ち　　　リャンメン待ち　　間間(カンリャンメン)待ち　　　　　　　不要牌

そして次になんとをツモってきました。

ここはとりあえずを捨てます。

そして次はをツモってきました。

ここで第２のポイントです！

ピンフとタンヤオで迷ったらピンフで押します！

なので上記の手牌なら切りで以下の通りです。

その後はが２枚来て、そのあとにをツモってきました。

もちろんここは切りで以下の手です。

ツモなら一通でリャンハン縛りでもリーチをかけずにあがれます。

やツモなら、ピンフになるので即リーチがベストでしょう。

問題はやのツモです。

例えばをツモってきたとします。この際はを切って仮テンパイにします。

この状態で、ツモなら捨てて一気通貫、

かツモなら捨ててタンヤオ、

ツモなら捨ててピンフになります。

やもしくはなどをツモってきたときは、素直にあがりを諦めましょう。

実際の配牌とツモ牌でご説明しましたが、ピンフまたはタンヤオを作る要点をまとめます。

１　役牌は１枚なら真っ先に捨てる。

２　役牌２枚組も１，９，字牌を捨てた後に捨てる。

３　ペンチャン待ちも早めに捨てる。

４　ある程度揃ったらピンフかタンヤオのどちらか決めて、不適格のメンツを思いきって捨てる。

５　ピンフかタンヤオかで悩ましい時はピンフで押す。

６　リャンハン縛りであがれないテンパイになった場合はイーシャンテンに戻す。

７　裏目に出たときはスパッとあがりをあきらめる。

以上です。

そんなに難しくないはずです。

余談ですが、教室内では須藤先生は皆さんと麻雀を打つときはリャンハン縛りでやってます。

僕も須藤先生と一緒の時や中級者の中に入るときはリャンハン縛りでやってます。

我々はリャンハン縛りの経験だけでは、他の教室の先生たちよりも負けていませんと自負できます！！

ま、こんなことを自慢してもしょうがないのですが（笑）

次回は最終回　リャンハン縛り　その３　【戦術など】　です。

こちらもぜひご覧ください。

麻雀を通じて、より心豊かな人生に！

銀座ファミリー麻雀教室　　林正弘