そして今月（2013年11月）のテーマは『スジとカベ』です。

スジやカベとは、比較的安全性の高い牌のことです。

降りたり（逃げたり）する場合に、現物が無い場合に良く使われます。

ただし、スジやカベも万能ではありません。

今回はスジやカベの仕組みやスジやカベが通用しない場合などをお教えします。

そんなに難しくありませんのでぜひこの機会に覚えてください。

早速ですが、ちょっと極端な話をします。

例えばですが、あなたの手の内にと4枚持ってるとします。

この場合は2つのことが言えます。

　１　4つしかないを独占してる状態なので、

　　　他の3人のうち最低1人はが欲しい人がいる、つまり危険牌です。

　　　ここで前回のスジのお話を思い出しましょう。

　　　が危険牌であれば、両面待ちの片割れのも危険牌になります。

　　　このように前回のスジの考えを逆に利用したのが暗刻（アンコ）スジと呼ばれています。

　２　4つしかないを独占してる状態なので、他の人はを持っていない。

　　　なのでが無いと繋がらない牌はロンと言われ難い安全牌と言える。

　　　同様にややについても言える。これらをまとめると

　　　が４枚あれば、は安全牌

　　　が4枚あれば、とは安全牌

　　　が4枚あれば、とは安全牌

　　　が4枚あれば、が安全牌

　　　※ただし、単騎待ちやシャンポン待ちの場合は除く。

　　　4枚と言っても自分の手元になくても大丈夫です。

　　　例えば自分の手元に2枚、捨て牌に2枚で合計4枚でも同様のことが言えます。

　　　つまり自分の見える範囲内に４枚あれば成り立ちます。

　　　また３枚でも残りの１枚を持ってる可能性が低いということで、比較的安全牌ともいえます。

　　　過信は禁物ですが、どうしても現物が無い場合は利用します。

　　　よく上級者が「ワンチャンス！」と言ってるのが、まさしくそれです。

次回はスジとカベの最終回で応用編です。お楽しみに～！

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銀座ファミリー麻雀教室　　林正弘