最終回は攻守のメリハリです。今回は回り道をしながらゴールを目指します（笑）

よく「あの人引きが強い」って耳にしますね。

では『引きの強さ』について考察してみたいと思います。

ずばり言います、実際は『引きの強さ』なんてありません。

実は言葉の力なんです。

というのは、人は印象に強く残ったことをしっかり記憶してます。

実際、点棒を受け取ったことより支払った方をしっかり覚えてますよね（笑）

引きの強い人の原理も同じです。

というのは、常に「勝つぞ！」や「一発でツモる！」「行けーっ！」などと

積極性のある言葉ばかり言う人がいるとします。

「一発でツモる！」と言いながらたまたま一発でツモったとしましょう。

しっかり印象に残りますよね。

一方、「今日もツイてない」「あがれない」「勝てない」など消極的な言葉ばかり言う人がいるとします。

「今日もツイてない」と言いながらたまたま一発でツモったとしましょう。

たいして印象に残らず、たまたまあがれたのかなと思いませんか？

このように同じ一発ツモでも全く違う印象を受けます。

積極性のある人があがった場面が印象に強く残りやすく、それが引きの強さと勝手に思い込んでるわけです。

私はみなさんのゲームの成績を毎日パソコンで入力してます。

実際の成績を数字で毎日見てます。

一般的に引きの強い人と言われる人は、数字で見ると平均からそんなにかけ離れてはいません。

また自称引きの弱い人も数字で見ると平均からそんなにかけ離れていません。

積極的な人はリーチを積極的にかけ大きなチャンスをしっかり捕まえることが出来ます。

一方、消極的な方はリーチも消極的になって大きなチャンスを逃すこともあります。

（でも小さなチャンスとして捕まえてる。）

しかし積極的な人は守りが疎かになって大きく負けることも多々あります。

一方、消極的な人は攻めが疎かな分、守りが固い傾向があるので、大負けはあまりしません

事実として、引きの強い人はあがる可能性や確率が極端に良いわけではないのです。

ところが、毎日成績を付けてると着実に成績を伸ばしてる方がいます。

それは攻めるときはしっかり攻めて、守るときはしっかり守り、メリハリをきちんとつけてる方です。

勝ち続けてるというか、正確には負けない麻雀を積み重ねてます。

一方、トータルの成績が下降をたどってる方は攻めと守りのメリハリがキチンとできてない方です。

攻めは大胆に、守りは繊細に。　

一番大事なのは攻守のメリハリ！

皆様の麻雀の向上の手助けとなっていただけたらうれしいです。

攻めと守り　その１　【守りの重要性】 

攻めと守り　その２　【守りの手順】 

攻めと守り　その３　【攻め】 

攻めと守り　その４　【メリハリ】

麻雀を通じて、より心豊かな人生に！

銀座ファミリー麻雀教室　　林正弘