覚えにくいけど点数計算にも使えるピンフ!基本から応用まで徹底解説!
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ピンフとは、タンヤオに並ぶ基本役の1つで、原義は符が付かないあがりの事です。つまり、アタマが役牌以外で、組合せは全てシュンツ(数字の並び)、待ちが両面待ちになるとピンフとなり1ハン付きます。
「メンタンピン」というのをベテランさんから聞いたことありませんか?
実は「メンタンピン」の「ピン」はピンフのことです。
メン:リーチ
タン:タンヤオ
ピン:ピンフ
このようにピンフは麻雀で非常に重要な役で、基本役の1つでもあります。
また先人は「麻雀はピンフに始まりピンフに終わる」と言っていたくらい基本中の基本の役です。
しかし一方で、初心者にとって覚えるのが非常に大変な役でもあります。
ピンフの基本から注意点、そして狙い目などピンフの応用やピンフの場合の点数計算など、ピンフを徹底解説します!
■タンヤオについて詳しい説明はこちら↓
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❶ ピンフとは
正式名称:ピンフ(平和)
1ハン
※メンゼン役
出現率:21.5%
ピンフはメンゼン役ですので、ポンやチーをするとピンフの役は無くなります。
そして以下の3つの条件を満たすとピンフの役が付きます。
■組合せが全てシュンツ(数字の続き)
■待ちが両面待ち
■アタマは役牌(自風・場風・三元牌)以外
ピンフはタンヤオに並ぶ麻雀の基本役の1つです。
しかし初心者にとっては覚えにくいという難点があります。
1-1 ピンフを覚えにくい理由①条件が多い
ピンフを覚えにくい原因の1つは条件が多い事です。ピンフはシュンツ。ピンフは両面待ち。このようにたった1つの条件であれば簡単ですが、条件が2つ以上になると急に難しくなります。
1-2 ピンフを覚えにくい原因②役牌のアタマ
ピンフを覚えにくい最大の原因は役牌のアタマです。役牌のアタマ、つまり自風・場風・ハク・ハツ・チュンのアタマがあるとピンフになることがありません。
しかし字牌の中でも自風・場風でないオタ風のアタマであればピンフになります。
その点がピンフの役を覚えるのに難しい最大の原因です。
1-3 ピンフの本当の意味
ピンフは漢字で「平和」と書きます。しかし日本語の平和(へいわ)の意味はありません。
麻雀で「和」はあがりの意味なので、ピンフとは平(ひら)和(あがり)の意味になります。
何が平(ひら)かというと、符が一切付かない平凡なあがりです。
したがって、ピンフであるかということと、組合せや待ちに符が付くかを調べることは、全く同じことをしているのです。
符を知っている方には、ピンフとは符の無いあがりの方が解りやすいと思います。
1-4 ピンフを使った符計算の方法
ピンフは組合せや待ちの符がありません。これの性質を用いて符計算を簡単にすることが出来ます。
ピンフ・ツモ → 20符計算
ピンフ・ロン → 30符計算
内訳:ピンフでツモはツモの2符は付かないので、基本符だけで20符。
ピンフでロンの場合は、基本符20符の他にメンゼンロンの10が加わり30符となります。
ピンフ以外でのツモ → 30符計算(※1)
ピンフ以外でのロン → 40符計算(※2)
(※1)内訳:
基本符:20符
ツモ:2符
ピンフでない場合は符が付く:2~8符
合計:22+2~8符 → 30符計算
(※2)内訳:
基本符:20符
メンゼンロン:10符
ピンフでない場合は符が付く:2~8符
合計:30+2~8符 → 40符計算
※この計算は、メンゼンで尚且つ、チートイツのあがりは除きます。さらに10符を超えるような槓子、1,9,字牌のアンコ、コーツが2つある場合は符計算が必要となります。
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❷ ピンフのポイント
ピンフで最も注意すべき点は、ピンフを正しく覚えることです。
ピンフをきちんと覚えて、自分でピンフの判断か容易に出来れば脱初心者も夢ではありません。
まずはピンフを正しく覚える事が最優先です。
2-1 ピンフの注意点(ピンフが出来ない場合)
ピンフになる場合は以下の3つの条件がそろった時です。
■組合せが全てシュンツ(数字の続き)
■待ちが両面待ち
■アタマは役牌(自風・場風・三元牌)以外
つまりこれらのうち1つでも条件を満たさなければピンフになりません。
・コーツやカンツが入ってる
上記のように逆にシュンツ以外の組合せがあるとピンフになりません。
・待ちがカンチャン待ちやペンチャン待ち、アタマ待ちになっている
上記のように待ちが両面待ち以外の待ちの場合はピンフになりません。
・アタマが役牌になっている
上記のようにアタマが役牌(自風・場風・三元牌)の場合はピンフになりません。
2-2 ピンフの見分け方のコツ
手順① 組合せが全てシュンツになっているか確かめる
→ダメな場合はピンフになりません。したがってその他の条件を考える必要がありません。
手順② 待ちが両面待ちになっているか確かめる
→ダメな場合はピンフになりません。したがってその他の条件を考える必要がありません。
手順③ アタマが字牌の時だけ、役牌であるか確かめる
→アタマが字牌でなければこの時点でピンフとなります。
上記のように手順を決めて、ピンフであるか見分けるコツを身に付けましょう。
できる人は自分の手がピンフになりそうか常に判断をしておくと良いです。
2-2 ピンフのメリット
ピンフのメリットは以下の4つです。
■作りやすい
■複合する役が多い
■待ちが良いのでリーチやツモとの相性が良い
■符計算にピンフが使える
確率的に難しいコーツを作らず、両面待ちを活かしてシュンツを作るという事は麻雀の基本の考え方です。その集大成がピンであるのでとても作りやすい役です。
また役牌以外の牌を使用することができ、使える牌が多いのも作りやすい要因の1つです。
そして三色やイッツウなどのシュンツ系の役と複合しやすいのもメリットの1つです。
また両面待ちであるため、リーチやツモを活かせます。
さらに、ピンフであれば待ちや組合せの符が付かないことを利用して符計算に役立てることも可能です。
2-3 ピンフのデメリット
ピンフのデメリットは以下の3つです。
■ポンとチーができない
■ピンフツモであがると点数が安い
■待ちが両面待ちなのでスジが全て通る
ピンフの最大の難点はポンとチーが出来ないことです。
メンゼンで手を仕上げるためにある程度の我慢が必要です。
そしてピンフツモは20符計算となり、麻雀で最安の点数です。
待ちが両面待ちであることは逆に考えると、ピンフでリーチをかけた時に待ちが読まれやすくなります。スジは全て通るので相手にとっても守りやすくなります。
❸ ピンフはこんな時に狙おう
麻雀の基本との相性が極めて良いのがピンフです。
ピンフを極めることは、麻雀の確率をも極めることにつながります。
3-1 基本の切り方の先にピンフ
麻雀ではツモ牌を選べません。したがって基本の考え方は確率です。この確率が最も良い待ち方が両面待ちで、その集大成がピンフです。
ピンフを最初から作るのではなく、基本の切り方の先にピンフを意識すると出来やすいです。
3-2 両面待ちが3つあればピンフを視野に
両面待ちが3つあればピンフを視野に入れましょう。あと1つ両面待ちが出来ればピンフが確実です。他に大きな役が出来ない、でも両面待ちが3つあるなら積極的にピンフを狙うべきです。
3-3 他の役との複合を考える
ピンフを狙っていて両面待ちが多すぎた場合は他の役との複合やドラを基準に捨てる両面待ちを決めましょう。
上図のように両面待ちが多い場合は、ドラやピンフ以外の役を考えて落とす両面待ちを決めましょう。
せっかくだからタンヤオになった方が良いですよね。
となると捨てる両面待ちの候補は かです。 もう一度よく見ると678の三色が出来る可能性がありませんか?
となるとを捨てた方が良いですよね。
3-4 ピンフを作るコツは両面待ちを増やす
4連続き(図)や中ぶくれ(図)を両面待ちが2つと考えると、ピンフが一気に出来やすくなります。
例えば下図のような場合です。
か が組合せになれば、を捨ててピンフに
かが組早生になれば、を捨てるとピンフになります。
実に8種待ちとなります。このようにピンフは考え方1つで極めて出来やすくなります。
3-5 シャンポン待ちよりリャンカン待ち優先
ピンフを狙う場合は、シャンポン待ちよりもリャンカン待ちを優先した方が良いです。
ツモ
上図のような場合は、を捨てて、 として、 や が来ればピンフになります。
3-6 イーシャンテンの時は安全牌を残す
ピンフのイーシャンテンでは、不要牌が1つあまります。
このような場合は、余っている牌はなるべく安全牌に替えておくと良いです。
理由はテンパイをすれば必ず捨てる牌だからです。自分が先手をとってリーチできれば良いのですが、相手に先手を取られると危険牌で勝負しなければなりません。また安全牌と取り替えておけば少なくとも一発を避けることが出来ます。
❹ ピンフのライバル役や兄弟役との比較
基本役であるピンフの最大のライバル役はなんといってもタンヤオです!
また対照的てな役との比較もします。
4-1 タンヤオ
ピンフの最大のライバルはタンヤオです。
タンヤオは覚えやすい上に、ポン・チーが可能です。(※なしなしルールではできません)
ポンやチーが出来ることによる機動力と、最近の赤ドラとの相性の良さでピンフよりもタンヤオに軍配が上がります。
しかし麻雀の確率に基づいた基本的な考えを身に付けるにはピンフの方が良いです。
■タンヤオについて詳しい説明はこちら↓
>>タンヤオ(断么九)を制する者が麻雀を制する!基本から応用まで徹底解説!
4-2トイトイ
トイトイは良くも悪くもピンフの正反対です。
トイトイとはシュンツが入らない、アタマと組合せ4つのあがりです。
さらにトイトイはポンが出来ます。
ピンフを覚えたら、正反対のトイトイをセットで覚えるととても楽です。
■トイトイについて詳しい説明はこちら↓
>>トイトイ
❺ピンフの豆知識・歴史など
5-1 ピンフの歴史
歴史的には、副底と門前加符以外の符がつかない形、つまり符のない和了を平和と呼んでいた。読んで字のごとく「ひらあがり」、つまりシンプルな和了という意味で、これは最低点の和了に当たる。やがて時代が下り1飜しばりのルールが普及するのと同時期に、1飜役としての地位を与えられることとなった。
(ウィキペディアより引用)
5-2 麻雀はピンフに始まりピンフに終わる
麻雀の基本は組み合わせが出来やすい両面待ちを上手に作ることです。つまりピンフを狙うこと自体が麻雀の基本的な考え方に沿っています。
またあがった時に点数計算においてもピンフか否かで符がおおよそ決まります。ピンフツモであれば20符計算、ピンフロンであれば30符計算です。
そしてカンなどの大きな符が無ければ、ピンフでないツモは30符計算、ピンフでないロンは40符計算となります。
したがって配牌から点数計算までピンフが影響します。
そして初心者から上級者までピンフという役は麻雀に深くかかわってきます。
それゆえ「麻雀はピンフに始まりピンフに終わる」です。
❻ ピンフが好きな人の深層心理
麻雀で一番確率が良いのがシュンツです。そのシュンツの集大成であるピンフの役が好きな方は、論理的かつ合理的な方が多いです。
どのようなことにも基本に忠実で、真面目な面もうかがえます。
一方で、合理的過ぎると、他人から冷たいと思われるコトもあります。
対人関係では合理性はほどほどにした方が良さそうです。
心理学やチャネリングを学び、さらに25年間に何千人という人を見た結果、個人的に感じることです。信じるか信じなないかはあなた次第です。
❼ ピンフのまとめ
ピンフに始まりピンフに終わると言われるほど麻雀の基本中の基本です。確率的にも非常に作りやすい役です。また色々な役と複合しますのでとても重宝します。とはいえ、基本だからと言ってピンフに執着する必要はありません。麻雀は最初にあがった人しか点数をもらえませんし、さらに自分があがれば他のあがりを防げるという側面もあります。なので無理をしてまでピンフにはせず、ピンフになると良いなくらいの気持ちが無難です。
とはいえ、ピンフは麻雀の役の中で覚えるのが難しいワースト3の1つです。
しかし頑張ってピンフをしっかり覚えたら天国です!
麻雀は楽しい!勝てるともっと楽しい!
この記事を書いた人
銀座ファミリー麻雀教室 代表
麻雀講師歴25年
林 正弘
麻雀教室設立: 1995年 ( 26年目 )
生徒数(延べ人数):これまで3万人以上
会員数(延べ人数) :毎日40名 これまで30万人以上
TV 紹介:2回 (NHK-BS『ニッポンぶらり鉄道旅』)
( テレビ東京『チマタの噺』 )
オリジナル麻雀教材: 特許庁実用新案登録
【これまで習ったコミュニケーション技術】
■励ます技術「ペップトーク」
■相手の目標達成を促す「コーチング」
■悩みの相談「カウンセリング」
■新しい自分へ「心のブロック外し」
■心の奥底の声を聴く「チャネリング」
■癒しの波動「気功ヒーリング」
■言葉や文章で 伝える技術
【プロフィール】
麻雀を教えてますが、ギャンブル(賭け事)が大嫌いです!賭け麻雀やパチンコはもちろん、宝クジも買いません。なぜなら、大の仲良しだった幼馴染の家族がギャンブルが原因で夜逃げをしちゃったからです。
>>過去の私の話を詳しく
でも、高校時代に友達とゲームとして楽しんだ麻雀が忘れられず、賭けない楽しい麻雀の普及のために今の銀座ファミリー麻雀教室を設立しました。麻雀教室を設立して25年、想いを優先して、プロの雀士にはならず講師を天命として、1,000人以上の生徒さんへの指導、賭けない麻雀の普及に尽力しゲーム性や楽しさを伝え続けています。
また、初心者でも簡単に麻雀を覚えれれる簡単教材を開発し、特許庁に実用新案登録をしました。この教材で高齢者でも簡単に楽しく麻雀を覚えられ、今では多くの方がゲームとしての麻雀を楽しんでいます。
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