相手の捨て牌でカンのダイミンカン(大明槓)の5つの危険と4つの利点
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アンコの状態から相手の捨て牌でカンする事を「大明槓(ダイミンカン)」と言います。ルール上は問題ない大明槓ですが、実はむやみにするととんでもないことが起きます!大明槓の5つの危険と、4つの利点を紹介します。
あなたはアンコで持ってる牌を相手が捨てた時に、カンをするか悩んだことありませんか?
いろいろなことを覚えると、ドンドン楽しくなって 色々なことがやってみたくなりますよね。
例えば、覚えたての役を狙ってみたり、ポンをしてみたり、チーをしてみたりと全てが新鮮で楽しいと思います。
でもちょっとだけ気を付けてほしいことがあります。
それは先日も経験豊かな方でさえもやっていたのですが、相手が捨てた牌を貰ってのカン・大明槓(ダイミンカン)は非常に危険です。
この大明槓はルール上はOKなのですが、上級者がやることはありません。
それはなぜか?
大明槓は危険が多く、利点が少ないからです。
では、大明槓の5つの危険と4つの利点を具体的にご紹介します!
大明槓(ダイミンカン)の基本
あいての捨て牌を利用した明槓(ミンカン)は2種類あります。
ポンをしてる状態からの明槓は「小明槓(ショウミンカン)」や「加槓(カカン)」と言います。
アンコの状態から相手の捨て牌でのカンを「大明槓(ダイミンカン)」と言います。
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大明槓の5つの危険
ルール上は可能ではありますが、大明槓に5つの危険が潜んでいます。
大明槓の危険は以下の5つです。
大明槓の危険① 手が進まない
上の写真をご覧ください。
大明槓をしても、元々アンコ(暗刻)だった組合せが、ミンカン(明槓)になっただけで、手がまったく進んでいません。
例えば、ポンやチーの場合は組み合わせが未完成の状態から、ポンやチーで組合せが完成します。することによってあがりに一歩近づいているのです。
しかし大明槓をしても、あがりに近づくことが決してありません。
この点がポンやチーとは異なります。
大明槓の危険② 手牌が読まれやすい
カンをするとカンをした牌を公開します。
捨て牌やカンの牌で相手からどんな手をやっているのか読まれやすくなります。
手牌を公開すればするだけ相手に情報を与えてしまうのです。
大明槓の危険➂ カンした牌は固定される
大明槓に限らずカンをしてしまうと、その牌は固定されてしまいます。
大明槓をしなければ、相手がリーチなどをしてきた時に写真の例であれば南を捨てて逃げることができます。
しかし、大明槓をしてしまうとカンをした牌は固定されて、安全牌として使うことができなくなります。
大明槓の危険④ アンコでなくなる
大明槓をしてしまうとポンした組合せと同じ扱いになってしまいます。
つまり、三暗刻(サンアンコ)や四暗刻(スーアンコ)など暗刻系の役は大明槓によって消えてしまいます。
大明槓の危険⑤ メンゼンでなくなる
大明槓を絶対にしてはいけない最悪な理由が、メンゼンでなくなることです。
理由④にも通じますが、大明槓をすることによってリーチがかけられなくなります。
これが本当にもったいないです!
リーチがかけられないということは、裏ドラも一発も消えてしまうのです!
さらにツモの役も無くなってしまうのです。
だったら大明槓をしないでリーチをかけた方がお得だと思いませんか?
大明槓は本当に不利です。
大明槓の4つの利点
とはいえ、大明槓のメリットも少なからずあります。
メリットを4つご紹介します。
利点① 三槓子や四槓子を狙える
利点② 槓ドラに期待
利点➂ 場を荒らせる
利点④ 四槓の流れを狙える
大明槓の利点① 三槓子や四槓子を狙える
カンを3つすると、三槓子(サンカンツ)の役が付きます。
さらにカンを4つすると、役満の四槓子(スーカンツ)になります。
大明槓をすることによってこの2つの役に近づけます。
大明槓の利点② 槓ドラを期待
大明槓に限らず、槓(カン)をするとドラが増えます。増えたドラを「槓ドラ」と言います。
したがって負けが込んでる時に槓ドラに期待して、一発逆転を狙って大明槓をすることがあります。
このように、うまく行けば利点になります。
しかし相手に槓ドラが付いてしまうと形勢はさらに苦しくなります。
利点であるとともに危険でもあります。
大明槓の利点➂ 場を荒らせる
カンをすると、良くも悪くも槓ドラが増えます。
増えたドラによってメンバー1人1人の戦術がかなり変化します。
この思惑の変化を意図的に作り出すために大明槓をする場合があります。
ドラが増えることによりそれぞれの思惑を混乱せるのが狙いです。
大明槓の利点④ 四槓流れを狙える
複数人でカンを4つすると流局となります。それを「四槓(スーカン)流れ」と言います。
四槓流れになると、その場でその局が強制的に終わります。
四槓流れを狙って大明槓をするのなら、それはとても素晴らしい戦略です。
特に相手の1人が3つのカンをしていると、あと1つで四槓子となってしまいます。
そのような時に、あえて大明槓をして相手の四槓子を阻止する。
ルールを正しく知らなければ出来ない作戦です。
※1人で4つのカンをした場合は流れません。2人以上で4つのカンをすると四槓流れとなります。
大明槓の5つの危険と4つの利点 まとめ
大明槓の利点を4つ上げましたが、実は危険と隣り合わせです。
ごくごく稀な場合のみ有効になるかもしれませんが、一般的には大明槓はやるべきではありません。
むやみに大明槓(ダイミンカン)をすると上級者からはとても嫌がられます。
ちなみに、私は大明槓はやったことがありません。
このようにルール上はOKでも、実際のゲームではやってはいけないことがあります。
今日のことを全て覚えられくなくも大丈夫です!
ただし少なくとも『カンはむやみにしてはダメ!』と覚えておきましょうね♪
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