『カン振り(槓振り)』とは? 『リンシャンカイホー(嶺上開花)』『チャンカン(槍槓)』との違いとは?

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あなたは、リンシャンカイホー(嶺上開花)とチャンカン(槍槓)、そして今日の本題の「カン振り」の違いをはっきり答えれますか? 実はカン振りはリンシャンカイホー(嶺上開花)とチャンカン(槍槓)の勘違いから生まれたローカルルールです。 それぞれの違いとカン振りについて解説します。

 

「カン振り」と聞いたことありませんか?

実はカン振りは正式な役ではありません。

正式なアガリ役である「リンシャンカイホー(嶺上開花)」と「チャンカン(槍槓)」の2つの勘違いから生まれた役です。

当教室や競技麻雀などでは「カン振り」は役になりません。

しかし一部の場所ではローカルルール役として存在しています。

今回は「カン振り」と、カン振りと間違えやすい槓の役との違いをお伝えします。

 

カン振りとの違いは? 嶺上開花(リンシャンカイホー)の基本

カンの手順を覚えていらっしゃいますか?

カンをすると、1牌補充します。

スライド22

その補充した牌であがりになると、今回の嶺上開花(リンシャンカイホー)となります。

カンをするとツモの他に牌を1つ補充しますが、補充する場所は以下の図の場所です。 

スライド18

サイコロを振って取り始めたところから1つ戻った牌です。

この牌をリンシャン牌と言い、そのあがるから嶺上開花(リンシャンカイホー)という名前になります。

 

■嶺上開花(リンシャンカイホー)の関連ブログ
>>槓(カン)が関係する役をいくつ知ってますか? 槓の役を総まとめ
>>麻雀で「電車で帰る」と聞いたことありませんか? 【「電車で帰る」の意味や使い方、由来を紹介!】 

 

カン振りとの違いは? 槍槓(チャンカン)の基本

槍槓(チャンカン)は理解するのと覚えるのが一番大変な役です。

図などを参考にして、しっかり覚えましょう。

チャンカンをやるためには相手がポンをしていないといけません。

そしてそのポンをカンした時に、カンをした牌が自分のあがり牌であればカンした牌に対してロンすることができます。

スライド74

これが槍槓(チャンカン)です。

普通は相手の捨て牌をロンですが槍槓(チャンカン)だけは、相手のカンをした牌に対してロン出来る極めて異質の役です。

 

チャンカンが覚えるが難しい理由はこちら↓
>>槓(カン)が関係する役をいくつ知ってますか? 槓の役を総まとめ

 

カン振りが生まれた理由(推測)

リンシャンカイホー(嶺上開花)とチャンカン(槍槓)をまとめると以下の通りです。

■リンシャンカイホー(嶺上開花)
自分がカンをして、補充した牌で自分があがる

■チャンカン(槍槓)
相手がカンをして、カンをした牌でロンあがり

リンシャンカイホー(嶺上開花)は槓をして補充牌(リンシャン牌)でのツモあがりです。

したがって「カンヅモ(槓自摸)」と言われることがあります。

「カンヅモ」に対して、チャンカンがカンでロンあがりです。

このカンヅモとチャンカンがごちゃ混ぜになって「カン振り」が生まれたと想像されます。

※「振り」とは振り込むの意味で、ロンあがりのことです。

 

カン振り(槓振り)とは

カン振りとは、相手がカンをして後の捨て牌でのロンあがりで、1ハンが付きます。

つまり、相手がカンをします。そしてカンをした人が捨てた牌であがれば、カン振り(槓振り)となり1ハンが付くのです。

ただし、カン振りはローカルルールなので、当教室では1ハンにはなりません。

※かなりメジャーなローカルルールなので採用をしてる場所も多いです。事前に確認をしましょう。

 

カン振りに関しての2つの解釈

カン振りに関しては、解釈が2つあります。

❶カンをして補充した牌(リンシャン牌)そのものでのロンあがりが「カン振り」
❷カンをして補充した牌(リンシャン牌)と違う牌でロンでも「カン振り」

リンシャン牌かどうかの判断が難しい場合もあるので、❷の違う牌でロンでも「カン振り」になる場合が多いです。

※カン振りは公式ルールでなく、ローカルルールなので事前確認が必要です。

  

カン振り・リンシャンカイホー・チャンカン まとめ

3つの役をまとめると以下の通りです。

リンシャンカイホウ 【公式の役】

❶自分でカンして、補充牌でのあがり
❷あがり牌は補充した牌(リンシャン牌)
❸アンカン、ミンカンどちらもOK
❹支払はツモ扱い(ミンカンの場合は責任払いのルールも有り)
❺アンカンはドラが増える ミンカンはドラが増えない

チャンカン 【公式の役】

❶相手のミンカンした牌があがり牌の時はカンした牌に「ロン」出来る
❷あがり牌は相手のミンカンした牌
❸ミンカンだけOK アンカンはダメ
❹支払はミンカンした人のロン扱い
❺カンは不成立のため、ドラは増えない

カンぶり 【ローカルルールの役】 ※当教室では役になりません

❶カンをして捨てた牌でロン
❷あがり牌は相手の捨てた牌
❸ミンカンもアンカンも一般的にはOK
❹支払はロンされた人のロン扱い
❺アンカンもミンカンもドラは増える


※ただし、役にならない場合もあるので事前確認が必要です 

 

さいごに

いかがでしたか?

きちんと正しく覚えると惑わされることは無くなります。

この機会に、カンに関して正しい知識を身に付けませんか。

■槓(カン)の関連ブログ 
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この記事を書いた人

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オリジナル麻雀教材: 特許庁実用新案登録

【これまで習ったコミュニケーション技術】
■励ます技術「ペップトーク」
■相手の目標達成を促す「コーチング」
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